その他の診療
その他の診療
アレルギーの原因である「アレルゲン」を口腔内に少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。減感作療法の一つですが、これはアレルギーを治す可能性のある唯一の治療法と考えられています。
アレルギー性疾患のうち、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などに対してこの治療法が行われます。長期の治療期間を要し、当院では約4年の治療期間が必要です。
アレルギーの治癒もしくは、長期にわたり症状をおさえる可能性があります。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、おくすりの使用量を減らすことも期待でき、奏効率は80%以上と言われています。喘息の予防や、他の花粉などのアレルギー発症予防にも効果があります。
問診・検査治療開始前にアレルギーの診断をつけます
治療のため、初回はスギ花粉症、またはダニアレルギーと診断することが必須です。
最近2~3年以内に行ったアレルギー検査の結果をお持ちいただいた方は、検査結果用紙をご持参ください。これがなければ、当院でアレルギー検査を行い、確認させていただきます。
治療説明
治療スケジュール・服用方法・起こりうる副作用を説明いたします。その上で治療を受ける意思を確認します。
治療開始
スギ花粉飛散時期の開始は出来ませんので、飛散が終わった6月から12月の間に開始します。
初回はクリニックで投与します。投与した後は、30分間副作用が生じないか、クリニック内で様子を見ますので最終受付時間の30分前には受診ください。大きな問題がなければ、翌日からは毎日自宅で服用し、1週間後受診していただきます。
投与1週間後、来院時に患者様の体調や投与部位の状態、副作用発現の有無などを確認し、このまま治療を続けても良いかどうかを判断します。問題がなければ、その後、月1回通院していただきます。
治療継続(原則月1回の通院)
来院時に患者様の体調や投与部位の状態、副作用発現の有無などを確認し、必要に応じてアレルギー治療薬にて、症状軽減を図ることがあります。
約2年間継続していただき、効果のある方には更に1~2年継続することを推奨します。
効果のない方は舌下免疫療法に合わないと考え、治療を終了させていただきます。
上咽頭は鼻の後ろに位置し、呼吸をするときにホコリやばい菌の影響をとても受けやすいです。体を異物などから防御する免疫組織の一つである咽頭扁桃(アデノイド)がありますが、炎症をおこしやすく慢性的に炎症が継続している方もみられ、飲酒や喫煙もリスク因子といわれています。この部位に薬液を付けた綿棒を直接塗布することで消毒をして炎症を抑えます。
慢性上咽頭炎が原因で症状を来している場合、治療により改善効果が期待できます。
また、炎症が周囲の神経を刺激しておこる頭痛や肩こりなどがある場合、その改善効果も期待できます。
上咽頭には自律神経が密集しており、炎症により自律神経が乱れて多彩な症状を来す場合があります。
慢性疲労症候群(だるい、倦怠感が続くなど)、気分が落ち込みやすい、集中力の低下、不眠症、起立性調節障害、胃部不快感、過敏性腸症候群(習慣的な下痢、便秘、腹痛)などの症状への改善効果が期待できます。
扁桃の慢性炎症で多彩な全身症状を来すことが知られており、扁桃病巣感染症と言われます。
IgA腎症や掌蹠膿疱症などの湿疹疾患、関節リウマチや胸肋鎖骨関節過形成症などへの治療効果が期待できます。
ウイルス感染後に上咽頭炎の炎症が遷延することは臨床の現場で見られることがあり、新型コロナウイルス感染後、長期的にのどの違和感や集中力の低下、倦怠感、めまい等の症状に悩まされている方で上咽頭炎の遷延が認められた場合はBスポット療法の適応となる場合があります。
治療効果には個人差もあり、すべての症状に対してBスポット療法が有効とはいえません。必要に応じて他の処方等の治療が推奨されることもありますので気軽にご相談ください。また、温めた生理食塩水での鼻うがい併用は、洗浄作用や粘膜保護作用があり相乗効果が期待できるため推奨されます。
治療後に鼻や口からの一時的な出血や鼻汁や分泌物の増量、数日以内の痛みの悪化が見られる場合があります。炎症の改善に伴い症状は徐々に改善します。
難聴は認知症の危険因子の一つといわれています。補聴器は聞こえの能力が落ちた耳に対して、高さごとに調節して音を増幅することで、耳に届く情報を増やす機器です。また過去の研究から、難聴の進んだ方の耳鳴り治療として、補聴器装用は効果があると証明されています。
補聴器は眼鏡屋さんや通信販売などでも購入ができますが、多くの方は満足のいく効果が得られず、装用を続けられなかったなどの声を耳にします。補聴器は買って終わりではなく、個々の聴力にあった調節をしていくことが大切になります。聞こえの信号が落ちた耳に急に音を入れると最初は不快に感じますが、脳を音がある状態に慣らしていくことで不快感が軽減されます。数か月かけて徐々に音量を増やしていくことでようやくご自身の聴力にあった補聴器が出来るのです。
当院では、補聴器相談医が補聴器のご相談から聴力検査、フィッテング開始後の診察や、装用時のトラブルへの対応を行っております。補聴器にも耳穴型、耳かけ型、ポケット型などの種類があり、どのような生活習慣かで選択ができます。
また、聞こえが悪くても補聴器を装用せずに治療が出来る耳垢栓塞や滲出性中耳炎などの病気もあります。気になる方はお気軽にお声がけください。
自分でやって上手にできる?痛みは大丈夫?アレルギーがあるけれど大丈夫?感染は大丈夫?などピアスの穴を開けたいけれど不安な方もおられると思います。
不衛生な環境で、不十分な器具でピアスを開けると、感染を起こしたり耳たぶが変形したりといったリスクがあります。当院では耳のピアスの穴開けを行っておりますのでお気軽にご相談ください。
18歳以上の方
主に耳たぶ
耳介部(耳の上方)には軟骨があり、特に夏季に行うと化膿のリスクが高いです。施行箇所はご相談の上決定します。
1箇所 | 4,000円 |
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2箇所 | 6,500円 |
3箇所 | 8,500円 |
※抗生剤2日分、消毒スプレー込みの値段になります。(税込、自費診療となります)
来院時に必ず「ピアスの穴を開けにきました」とお伝えください
問診表、同意書をご記入いただきます
ご相談後に施行予定部位に印を付けます
消毒後に専用のピアスガンを用いて施行します
アフターケアの説明があります
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